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『失恋日記』柏木ハルコ作【ネタバレ結末】

■タイトルと作者

『失恋日記』 柏木ハルコ 作

■どんなテーマなのか?

男女の恋と別れを描く、6話のオムニバス形式の短編漫画集。SF要素もあり。

■巻数と試し読み

全1巻完結。

>>「失恋日記」無料試し読み

 

■あらすじは?

●別れる

愛情をコントロールできる薬が開発され、ストーカー対策のために「過剰な恋愛感情を抑制する」薬がある未来。

猪狩は吉井巧に告白されて付き合い始めたが、強すぎる独占欲と執着心のために自分の感情を制御できなくなり、彼を苦しめた。

一日50回の電話、彼の家への不法侵入、泣き叫ぶ猪狩に、吉井も疲れ果てて離れていった。そんな自分が嫌になった猪狩は自ら例の薬を飲むことに決め、吉井にもう二度と現れないから最後に一度だけ会ってほしい、と願う。

●DIARY

平野太郎は広瀬弓絵と来月結婚することになっていた。元気良すぎる彼女は、だが交通事故で亡くなる。弓絵が遺したノートを読んだ太郎は、そこに自分への恨みつらみがびっしり書かれていたことに驚く。葬儀で、弓絵の双子の妹・文絵を見て、太郎は弓絵が妹に対するコンプレックスにまみれていたことを知る。

●夫の片思い

えりりんとよっきゅんは、結婚8年目になる友達夫婦。「他に好きな人ができた」という夫にえりりんは「どうしたいの」と聞くが、優柔不断な夫は自分がどうしたらいいのかまで妻に聞いてくる。ハッキリした性格のえりりんは、夫に好きな人に告白をさせ、その様子を見守るが・・・

●初恋ガーディアン

塚本と山田は先輩後輩の間柄。お互いに「好きな男」がいる。塚本が好きなのは予備校通いの賢そうな岡本という中3の少年だった。山田はお互いに告白をしようとはっぱをかけ、山田は玉砕。塚本は七里ヶ浜の海辺へ彼を呼び出して告白しようとするが、そこに通り魔が出たというニュースを聞いて、刃物男を捕まえようと探し回る。

●裸のえ/ろ

ホームレス村で暮らすキタは、ある日焼いている魚の匂いにつられてきた少女と出会う。食べ物と引き換えに服をぺろーんとする少女だったが、無邪気でかわいらしい。キタは元漫画家だったが、徴兵から逃げている身だった。少女のために働こうとしたキタは身元がバレてしまい・・・

●憧れのブルマ

研究者の山田は、ある特定の細菌が人間の気分や行動に影響を及ぼすと仮定して実験をしていた。小学生のころにやたらと輝いて見えたブルマだったが、あれもまた「細菌」の影響だったのだ。


■コメント

柏木ハルコ先生が描く登場人物は、とにかく『生き生きとしている!』のが特徴で、短いお話なのにリアルに存在している人々のように感じられます。また、日常的な恋愛の別れを描いているにもかかわらず、設定がSFチックなのでどの話も斬新。

好きになったら自分でも抑えきれないほどの激情を、飲めば抑えてくれる薬。必要としている人もいるのではないでしょうか(笑) ほとんどストーカーになりかかっていた女性が、薬を飲んでピタリ、と爽やかに去っていく・・・振り回された男性がちょっぴりかわいそうでした。


■作品への評価

6話のオムニバスは味わい豊かな作品ばかりで、柏木ハルコ先生の作風が好きな人なら、必ずひとつは「グッとくる」お話があるでしょう。

笑ってしまいそうになったり、切なくなったり、泣きたくなったり。男性女性を問わず、惹きつけられる作品です。

 

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