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『恋がヘタでも生きてます(漫画版)』藤原晶作【ネタバレ結末】

■タイトルと作者

『恋がヘタでも生きてます』藤原晶作

■どんなテーマなのか?

恋に不器用な二人のヒロインが自分の理想と現実に向き合いながら、「本当の愛」を見つける物語。
高梨臨主演でドラマ化が決定し、2017年4月に放送予定。

■巻数

全4巻完結。

■あらすじは?

1巻のあらすじ

茅ヶ崎美沙は営業一課の断トツトップで、ライバルの営業二課の橋本司とは仲が悪い。新しい主任候補になり浮かれていたところ、公園でジョギング中に雄島佳介と知り合う。なごみ系の彼に惹かれ、仕事の悩みを打ち明けているうちにいい雰囲気に。ところが彼はアメリカからやってきた天才営業マンで、一課の主任になってしまう。

ポストを奪われて激怒するが、彼の卓越した営業能力とカリスマに、上司として認めざるを得なくなる美沙。堅物な美沙に、佳介は「君とつきあいたい」と迫られるが、恋愛下手な美沙は傷つくのが怖くて一歩を踏み出せない。

一方、美沙の親友でルームメイトの千尋は婚約者がいてまもなく結婚だと思っていたが、出張と嘘をついて会社の森生先輩と浮気をしていた。別れるという千尋に仁は土下座して謝り元サヤに収まるが、仁は浮気をやめるつもりはなかった。

そのことを知らない千尋は、勢いで川に捨てた婚約指輪を探しに川へ入ったが、溺れそうになって橋本司に助けられる。

2巻のあらすじ

誠実で優しい理想の人だ、と初めて彼と思い切り恋をしたいと思えるようになった美沙は佳介に告白する。だが、見た目と違って男性経験ゼロの美沙は、佳介に幻滅されるのが嫌で深い関係になれない。佳介はそんな美沙のペースに合わせて接するが、会社で佳介が美沙にセクハラをしていると誤解されてしまい降格されて「在庫部屋送り」にされる。

牢獄のような部署であったが、持ち前のポジティブさで「在庫部屋」を営業マンたちが行列する相談所に変えてしまい、結局もとの主任に戻された。美沙は佳介と営業に行った先で、大学時代に片思いしていた黒川卓実と出会う。商談はあっさり成立、旧交を温めたいという黒川とふたりで飲むが、薬を盛られてホテルへ連れ込まれて大ピンチに。

千尋は司に付き添ってもらって代わりの婚約指輪を買いに行くが、その途中で仁が浮気相手と会っている現場に出会う。絶望して何をするかわからない千尋をそのままにできず、マンションに連れ帰る司。千尋は仁を満足させられないからだと泣き、司はそこにつけこんで「男を腑抜けにする方法を教えてやる」と提案する。

第3巻のあらすじ

司からテクを学んだおかげで、仁が自分に夢中になってくれたと喜ぶ千尋だったが、次第に彼のことが本当に好きなのかわからなくなっていく。千尋は仁が営業成績で苦しんでいることを知り、ボランティアで培ったシニア人脈を使って大成功へ導く。千尋の意外な面を見て、営業で成功する素質があると見抜く司。千尋が彼と別れたら無職になると悩んでいたのを知り、ヘッドハントする。初めて自分の能力を認められたことで千尋は喜び、仁ときっぱり別れる。

危ういところを助け出され、佳介と晴れて結ばれた美沙。黒川の悪事を録音し、契約も丸く収めた。男性に愛される喜びを知り幸せいっぱいな美沙であったが、佳介の通帳を見てMVから桁外れの金額が振り込まれているのを見て、彼が産業スパイではないかと疑う。

佳介の産業スパイ疑惑は晴れたが、彼があと4ヶ月でアメリカへ帰ってしまうと知って落ち込む美沙。そんな美沙に佳介はプロポーズする。ついていきたくても、自分のキャリアを捨てることもできない。結婚にイエス、の返事をしようとした瞬間、司が乱入して「おまえに人を愛する資格なんかない」と佳介を罵倒した。

第4巻のあらすじ

佳介と司は大学時代NY大学へ留学して、友人だった。中国の女の子・依林と仲良くなり、ふたりはやがて依林に恋をした。告白をしようとした当日の夜、依林は呼び出されて出かけた先で襲われて帰らぬ人となった。依林を失う原因を作ってしまった佳介は精神を病んで入院し、司もまた帰国して以降、冷血で孤独な仕事人間になっていた。

千尋は司の下でアシスタントとして働くことになり、気配り上手でかわいい千尋はあっという間に会社で人気者になる。すでに千尋の気持ちは司へ向いていたが、「彼には何も望まない」と考える。そして千尋のお腹には仁と司、どちらの子かわからない命が宿っていた。

千尋に打ち明けられ、美沙は司に依林との過去をふっきって今の恋に向き合うようにと忠告する。佳介はMVの社長からガンだと知らされ、見舞いにNYへ行くという。帰ってくると約束するものの、離れることに不安を感じる美沙。案の定、アメリカに渡った佳介はMV社長に会社に戻るようにと命令してきた。

千尋は仁と司に子供のことを伝えるが、ふたりとも自分の子ではないと他人事のように答え、ショックを受けた千尋は道路に飛び出してひかれてしまうが・・・

■登場人物の紹介

茅ヶ崎 美沙:25歳。総合商社の営業一課でトップの成績を誇るバリキャリ。美人だが仕事一筋で彼氏がおらず、恋愛には奥手。大学時代に好きな男にひどいことを言われたトラウマがある。

榎本千尋:美沙の大学時代からの親友でルームメイト。百貨店の受付嬢で婚約者がいる。家庭的で家事や料理は満点レベル。不動産経営のオーナーの孫娘。

橋本司:営業二課の主任で、美沙のライバル。強引で冷たい。なぜか佳介にむき出しの敵意をぶつける。

篠原部長:美沙の上司。美沙の仕事の能力を高く買っている。

雄島佳介:27歳。アメリカのマイクロバーサス社から呼び寄せられた天才営業マン。常にポジティブシンキングで、彼がその場にいるだけで空気が和みチームの士気が上がる。

時任仁:千尋の婚約者だが、森生と浮気している。

黒川卓実:大学時代にテニスサークルで美沙と一緒だった。美沙が男性不信になるきっかけをつくった男。営業先の小スモック株式会社での商談相手。

依林:大学留学時代の司と佳介の想い人。めちゃくちゃかわいい中国人。

■結末

事故にあった千尋を見て、依林を失ったときのトラウマがフラッシュバックする司。再び芽生えた愛に気づき、千尋のお腹の子がどちらのであっても受け入れると、プロポーズする。佳介はMVを退職。コンサルティング会社を起業し、日本で美沙と人生を共にすることを選んだ。

■コメント

最初は「よくあるオフィスラブものかな」と思えましたが、佳介が語るビジネス理論は本格的でこのまんま漫画版ビジネス書にしてもいいんじゃないか、というくらい役立ちそうな内容でした。佳介が理想の上司像過ぎ。ふわっとした「デキる男」ではなく、本気でビジネスを語る描写があるゆえに、「天才的営業マン」という設定も生きてきてリアリティがありました。

ヒロイン・美沙も男前なくらいにバリキャリなのに、恋愛では天然記念物並みのピュアで奥手な女子になってしまうギャップがかわいいです。もうひとりのヒロインの千尋も、きれいでかわいいだけじゃない色んな魅力を秘めた女性で、美沙との強い友情も「こんな女友達がいたら素敵だなあ」と楽しく読めました。

■作品への評価

仕事では頑張れるけど、恋愛には奥手でまるでダメ、というヒロインは、社会で活躍しているOLのリアリティを感じさせてくれる存在でおおいに共感できます。仕事に恋に真剣に向き合うことで、人間としても成長していくヒロインたちに、いつの間にか「わたしもこんな風に前向きに生きたい」とポジティブな気持ちになれる物語でした。

 

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