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3分でわかる漫画『監禁嬢』河野那歩也 作【ネタバレ結末】

■タイトルと作者

『監禁嬢』河野那歩也 作

■どんなテーマなのか?

男性高校教師が謎の女に監禁され、平穏な日常が終わりを告げるサイコサスペンス。

■巻数

漫画アクションで連載されている作品。
1巻〜3巻以下続刊。

 

■あらすじは?

第1話「蜜の部屋」

高校教師の岩野裕行が目覚めると、謎の女に全裸にされて拘束されていた。巨大鏡を前に、女は裕行に「だーれだ」と、自分が誰なのか、そして妻子の写真、学校の女子生徒の写真を見せて誰なのか、と質問をする。

裕行は娘のオムツを買いに出かけ、倒れていた女を介抱しようとしたところ襲われて拉致されたのだった。閉じ込められた場所はどこかの廃屋か物置小屋。女は『カコ』と名乗り、裕行の私生活のあらゆることを知っていた。

「思い出せない」という裕行に対して、女は動けないのをいいことに思うままに辱める。

第2話「濡れる少女」

カコは「私が誰なのか、私の目的は?」の2つの回答に答えるようにと言い残し、去る。裕行の学校の女子生徒・藤森麻希は、先生が学校を休んで妻が捜索願を出していると知って驚く。麻希は裕行に告白してふられていたが、まだあきらめていなかった。

友達の前では男に興味がないふりをしていたが、カコに「岩野裕行がお前のモンだ」と言われ、廃屋に向かう。

第3話「女と少女」

カコは麻希に「裕行をオトせ」と命じて好きなようにさせる。カコに促されるままに、廃屋に監禁されている裕行のもとに行く麻希。麻希は裕行に突然「麻希と付き合ってください」と抱きつく。

麻希は人望厚い教師であり妻子のいる男を自分のものにできれば「そいつら全員を見下せるから」という理由で裕行を欲しがっていた。麻希は拘束状態の裕行の画像を見て「超絶羨ましかった」と思っており、彼の命を握っていることに興奮する。

教え子にみだらな行いをされる前に、裕行は「付き合うからやめてくれ」と提案し、うまく言いくるめて拘束を解かせた。脱出した直後、カコは廃屋を爆破する。

第4話「家路」

爆破された建物を見て、カコに見張られていることを感じる裕行。警察に駆け込もうにも、麻希との動画をカコに撮られていたため相談できない。

タクシーで自宅に帰り、妻の美沙子に出迎えられるが、家の中になぜかカコが入り込んでおり驚愕する。

第5話「シチュー」

何食わぬ顔で岩野家に入り込んだカコは、そのまま夕食のシチューを一緒に食べる。美沙子はヨガ教室でカコと友達になっていたと言い、昨日も一晩中いて慰めてくれていたという。裕行は昨晩は二日酔いで動けなかった、と嘘をつく。

裕行の嘘を信じる美沙子の前で、カコはテーブルの下から足で触ってくる。抗議しようにも例の動画をスマホで見せつけて口封じし、カコはふるえる裕行を見て楽しむ。

第6話「日常」

裕行は過去の自分を思い出す。父親がほとんどいない家庭で育ち、母と妹と祖母、女に囲まれて女に嫌われないように、好かれるように生きていた。

学校へ行くと同僚たちが心配してくれたが適当にごまかす。たった一日の出来事だったのに心奪われ、仕事にも身が入らずミスばかりする。日常が壊れ、生徒たちの顔がすべてカコに見えてしまう。

第7話「おしおき」

鬱モードで調子の出ない裕行に、麻希は「先生は人気も人望も失っちゃいけない」と「おしおき」を始める。自分は先生の命の恩人だと言い、「ズボン脱げ」と命令する。

麻希との約束を破ればあることないこと言いふらされる、と裕行は麻希の言いなりになる。好き放題にもてあそばれる裕行。「おしおき」のあと、仕事帰りの裕行をカコが呼び出す。カコは日輪子を人質にして裕行に「当事者意識が足りない」と言い、「質問の答え」を要求する。

■登場人物の紹介

岩野 裕行:主人公。高校教師で人望が厚い。妻と生まれたばかりの娘がいる。幼い頃は父親が家におらず、女ばかりに囲まれて育った。

岩野 美沙子:裕行の妻。メガネで関西弁。カコとは妊娠中に通ったヨガ教室で知り合い、仲良くなった。

岩野 日輪子:通称・ヒワ。裕行の娘。

加藤 カコ:ボブカットの謎の女。『加藤 カコ』と名乗るが本名かは不明。裕行の私生活から交友関係まですべて調べつくしている。妻の美沙子に近づき、友人関係になる。

藤森 麻希:裕行の担任するクラスの女子生徒。清楚な見た目とは裏腹でブスを見下し、欲しいものを何でも手に入れたい性格。『みんなの人』である裕行を自分のものにしたいと狙っている。

■結末

1巻ラストでカコは娘の日輪子を抱き、「アナタ以外の命に、私は執着しない」と言いながら車が走る道路に放り投げた。娘の生死は不明。

■コメント

カコにとって裕行が『特別な存在』であること、そしてそのほかの人間はどうでもいいと考えていることが1巻ラストでわかります。

執拗なくらいにカコは「私が誰なのか当ててほしい」と繰り返しており、過去に裕行が出会っていて、何らかの理由でその記憶を失っていると考えられます。

異常なのはカコだけではなく、女子高生・藤森 麻希もまた歪んだ心の持ち主で裕行を弄びます。好きになった理由は「みんなの人である先生を自分のモノにできれば、麻希こそが一番で『みんな』を見下せるから」という奇妙奇天烈な思考回路の持ち主です。

異常な女ふたりに見込まれた不幸な男・岩野 裕行。彼の日常は崩壊し、もう二度と戻ってこないでしょう。

■作品への評価

第一話目の異常者であるカコの登場と、監禁の目的と謎から目が離せない。

『私はだーれだ? 思い出すまで許さない』

カコは裕行に自分を思い出してもらいたいだけなのか、それともただの独占欲や執着、あるいは復讐なのか。

サイコ女に迫られる展開は、従来の監禁系コミックではありそうでなかったシチュエーションです。

 

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