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『生贄投票』江戸川エドガワ・葛西竜哉作【ネタバレ結末】

■タイトルと作者


『生贄投票』江戸川エドガワ(漫画)・葛西竜哉(原案)

■どんなテーマなのか?

謎のアプリの投票で選ばれた者に「社会的死」が与えられる学園サバイバルゲーム。

■巻数

1〜2巻以下続刊。

■あらすじは?

第1話

今治 美奈都は女子高生。今時の子らしくスマホで友達とメッセしたり、アプリで遊ぶのが趣味。入山環奈のグループメンバーだったが、扱いは女王様の従者。上下関係がありマインでも平気で既読無視される。

午前0時に突然表示された「生贄投票」というアプリ。クラス全員の名前が表示され、『投票により選ばれた者は24時間以内に課題をクリアできなかったとき生贄とする。生贄には社会的死が与えられる』とあり、美奈都は既読無視された悔しさで環奈の名前をタップしてしまう。

クラスのマイングループでも「生贄投票」が表示されたと話題になっており、イタズラだろうと誰も本気にしていない。12時に投票結果が発表されると「入山環奈」が生贄に選ばれてしまった。

「入山環奈には24時間後に社会的死が与えられる」
「回避するには懇願場で24時間以内に生贄は10万回、その他の者は1万回タップ」
「これは二階堂ありさの呪いだよ」

と表示される。

 美奈都は環奈に投票してしまった罪悪感から、回避のためのタップを提案するが、結局グループ以外のクラスメイトは真剣にやらなかった。

結果、環奈がいかがわしいことをしている動画がみんなのスマホに表示され、ネット上に拡散される。みんなに知られたくない秘密を知られ、クラスを飛び出した環奈が車にはねられる。

第2話

交通事故で亡くなった入山環奈の葬儀に出席する美奈都。生贄投票で騒然となるクラスに、リーダー的存在の柴田康介が、投票を全員で無視しようと提案する。全員が投票しなければ誰も生贄に選ばれずに済むからだ。

柴田はクラスメイトの家を一軒ずつ回り、みんなで団結を呼びかける。ところが残り1分を切ったところで「投票しなかった者には罰として3票の自薦投票が入る」と表示される。

第3話

翌日の投票結果で柴田が生贄に選ばれ、6人の裏切り者がいたことが判明する。

アプリキャラ『生贄くん』が「私は全員の秘密を握っていますから逃げられませんよ」と宣言し、隠しておきたい秘密をさらけ出すことにより社会的死を与えると宣言。

タップアプリを使用することにより1万回のノルマを達成したかに見えたが、5人が参加しなかったため柴田もまた非常に恥ずかしい秘密の動画を暴かれてしまう。

第4話

柴田は学校へ来なくなり、クラスメイトたちの噂話にうんざりする美奈都。スマホゲームで親しくなった高橋明里と西野美姫は、つぎの生贄投票で女子たちで江留厳(エルゴン)に入れようと話す。女子を見てニヤついてキモイから、という理由だ。

美奈都はつい、その日エルゴンに投票してしまう。明里はスマホをガラケーに機種変更したが、逆にそのことで生贄くんの怒りを買い「懇願放棄罪」で生贄に選ばれてしまう。

明里の秘密はバレー部顧問と体育用具室で関係をもっていたことだった。秘密を暴露されて吐く明里。明里を見て美姫は「生贄投票をコントロールする方法を知っている」というエルゴンを頼る。

第5話

美奈都は職員室で教師に、スマホアプリが投票を強制して選ばれた生徒たちが犠牲になっているから何とかしてほしい、と訴える。教師は半信半疑ながらも学校側に生徒の動画がネット上で出回っている、という苦情を受けており、対応策を協議していると答える。

一方、西野美姫はエルゴンの元で「俺たち5人で生贄投票をコントロールする」と言い、多数派こそがこのゲームでの勝者だと説明する。5人でスクールカースト上位の人間をひとりずつ投票して潰していくと決める。

美姫はエルゴンの手下になり、美奈都にエルゴンへの投票をやめるように説得する。美奈都はエルゴンに投票したが、翌日の結果発表では香川怜が選ばれてしまう。エルゴンは「タップしてほしかったらやらせろ」と怜に迫る。

第6話

エルゴンに「タップしてほしい」と願う香川怜だったが、彼は対価を要求する。まずはパンツを見せろ、と言いその様子を仲間に撮影させるエルゴン。怜はそのことを彼氏にも美奈都にも言わなかった。

しかし生贄投票で怜が選ばれてしまう。自暴自棄になって笑い出す怜だったが、生贄くんが「この展開がマンネリ。今回限り『身代わり』になる人を募集する」と言う。

彼氏の菊川が手を上げるが、昨日エルゴンが怜を弄んでいる動画を見せられて拒絶し、去っていく。そして結局ネット上に怜の恥ずかしい動画が拡散される。エルゴンは「カースト上位を喰ってやった。ざまあみろ」と勝利宣言をする。そして次のターゲットに美奈都を狙う。

生贄投票2巻の試し読み

■登場人物の紹介

今治 美奈都:主人公。私立柳沢高校2年C組の2番。環奈のグループに入っており、パシリ扱いだった。

入山環奈:2年C組の3番。クラスで人気あるアイドルで読者モデルもしている綺麗な子。女王様然としていたが、生贄投票で選ばれて恥ずかしい動画をネットでバラまかれてしまい、

柴田康介:2年C組の委員長で18番。人柄が良くクラスの人気者で絶対的リーダーだった。社会的死により、自宅でママと幼児プレイをしている動画が披露されてしまい、学校に来なくなる。

高橋明里:2年C組の20番。バレー部で背が高い。美奈都の友達。

西野美姫:2年C組の25番。バレー部で、美奈都の友達。

江留厳(エルゴン):2年C組の2番。きのこカットヘアで女子から気持ち悪がられるスクールカースト下位の存在だったが、生贄投票を操ることにより上位の者への復讐をしようとする。

岡本雄介:2年C組の8番。エルゴンの仲間。

小林幹夫:2年C組の15番。エルゴンの仲間。

香川怜:2年C組の9番。晃司と付き合っている。

菊川晃司:2年C組の11番。怜にゾッコン。

二階堂ありさ:半年前に2年C組の担任になったが、3ヶ月で体調不良により退職。自ら死を選んだ。

生贄くん:アプリ『生贄投票』の進行役的キャラクター。ふざけた口調で毒舌。

■結末

最新話ではエルゴンにはめられてボロボロになった怜を捨てた彼氏の菊川晃司が、自らの保身のために友達の玉森を手に掛けようとする。気づいた美奈都が怜に連絡して晃司を止め、自首するようにすすめる。

■コメント

恥ずかしい動画が公開される「社会的死」。本人に「恥ずかしい」という意識があれば憤死ものですが、「恥」を感じないものにとってはたいしたことない罰かも。環奈の動画も今時の女子高生の進んでいる感からすれば「よくある話」であり、さして衝撃は感じませんでした。

クラスの爽やか系リーダー柴田の幼児退行性癖もたしかに恥ずかしくてアレですが、この繰り返しだと「暴露されたら転校すればいいじゃない」で済みそうなような・・・。

主人公の美奈都の、友達思いなところが見どころです。

■作品への評価

『怪物と戦う者は、 自分も怪物と化さぬよう心せよ』という冒頭のニーチェの言葉に始まり、怪物はネットを見ているおまえらだと言う生贄くん。理不尽な生贄投票アプリにより、自らの隠して置きたい恥ずかしい秘密が暴露されてしまうゲーム。

この手のサバイバル漫画にしてはペナルティが緩く、個人の性癖を盗撮された動画により公衆の面前で暴露されるというパターンが繰り返される。ややワンパターン気味で中途からダレる感はあるものの、真犯人が誰なのかが気になる。今後の展開に期待。

 

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