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『美女缶(漫画版 世にも奇妙な物語)』【ネタバレ結末】

■タイトルと作者

「美女缶(世にも奇妙な物語 マガジンコミックス編)」志水アキ 作

■どんなテーマなのか?

彼女がほしい高校生が、缶詰の中から出てきた美少女と切ない恋をする。

TV版「世にも奇妙な物語」で放映された「美女缶」の漫画版リメイク。

■巻数

全1巻完結。「美女缶」、ほか4話収録(ラストに小説も収録)。

 

■あらすじは?

夏休みを前にして、ヒラメみたいなモテナイ顔の山中が「俺の彼女」と紹介したのは釣り合わない美女だった。

話を聞くとそれは「バイトをして買った美女缶」だという。恋人がほしいモテない男性に夢をもたらす商品「美女缶」は、高額ながらも「あなただけを愛してくれる素敵な女性」が出てくるとあって需要がある。

 

山中に勧められて「美女缶」が欲しくなった雄太だったが、高校生にとても買えない値段であった。だが、コンビニで格安の「美女缶」を見つけて買い、藤川サキを誕生させた。

作り方は簡単。缶詰に自分の名前を記入して、お風呂に湯を張って缶詰の中身を入れて蓋をして30分で出来上がり。

 

出てきた美少女・藤川サキは「母親とケンカして家出の末、彼氏の雄太の家に来た」という設定のもと接してきた。

「俺のことを好きな設定なら」と勘違いした雄太が無理やり抱きしめようとすると、サキは驚いて怒り、飛び出していってしまう。

缶詰の女の子とはいえ繊細で傷つきやすい心を持っていると知った雄太は、彼女を本物の存在として大切に扱い、3日間を「彼氏彼女」として過ごす。

だが、雄太は彼女の体にある「品質保持期限」に気づき、もうすぐサキが消えてしまうことを知る。

■登場人物の紹介

雄太:高校生。彼女なし。母親とマンション暮らしだが、母は出張中。

山中:雄太の同級生。バイトをして金を貯めて「美女缶」を購入し彼女を紹介した。

藤川サキ:「美女缶」から出てきた女の子。1998年11月20日生まれ、愛知県出身。私立高校2年生という設定。

■結末

美女缶の消費期限がくると消えてしまうとサキ自身も知ってしまい、ショックを受ける。彼女にはニセの記憶が埋め込まれ、本物の人間だと思いこんでいた。サキのために最後まで一緒に過ごそうとする雄太だったが、じつは彼の体にも「品質保持期限」があり・・・。

■コメント

「美女缶」ってすごく切ない、綺麗なお話ですよね。最後のオチはじつに「世にも奇妙な物語」らしい終わり方で、切ないながらも「ああ、そういうことだったのか!」とヒヤリとするラスト。

雄太の母親は出張で出かけていたわけですが、わざとその日帰らないようにしていたのかなあ、といろいろ想像の余地が残っています。

■作品への評価

缶詰を開けて、お湯の中に30分であなたを愛してくれる美女のできあがり、という星新一のショートショートを思わせるような、面白くて不思議な設定。

缶詰の偽物の美女、とわかっていても本物の感情豊かな女性のように振る舞うサキが愛らしい。

衝撃的なオチとともに、短いストーリーの中に愛することの切なさも込められ、名作と呼んで良いと思います。原作となる映画は国内外の映画祭で数々の賞を受賞した、というのもうなづけます。

 

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