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漫画版『四月は君の嘘』新川直司作【ネタバレ結末】

■タイトルと作者

『四月は君の嘘』新川直司作

■どんなテーマなのか?

天才ピアニスト少年が母の死をきっかけに挫折。ヴァイオリニストの少女との出会いで、再び音楽の世界に身を投じる。

■巻数

全11巻完結。月刊少年マガジン連載作品。
作品はテレビアニメ化・実写映画化されている。

■あらすじは?

挫折した11歳の秋

有馬 公生の母は音楽教室を営んでおり、息子が「世界を飛び回るピアニスト」になることを望んでいた。幼い頃からレッスン漬けだった公生は、順調にその才能を伸ばして「正確かつ厳格」と評される。

機械のように正確な演奏で「神童」と呼ばれて数々のコンクールで優勝し続けたが、11歳の秋に母が亡くなったことがきっかけで突然ピアノが弾けなくなってしまう。

モノトーンの世界

演奏中に音が聴こえなくなる症状が出てピアノをやめて以来、世界がモノトーンにしか見えなくなる。公生の中では11歳で時間が止まっていた。普段は中学生として幼なじみの椿と渡亮太と共に笑うこともあるが、目に輝きは戻らない。

椿の誘いで出会ったヴァイオリニストの少女・宮園かをりは、コンクールでその個性的な演奏を公生に聴かせる。楽譜に忠実に弾くことが求められるコンクールで、破天荒な演奏を披露したかをりは聴衆の心を惹きつけ、公生の心を動かした。

公生の聴こえないピアノ

かをりは公生に誘われて子供たちにピアノを聞かせるが、やはり途中で弾けなくなる。かをりに、演奏中に自分のピアノが聴こえなくなるのだと打ち明ける公生。そんな公生を叱咤激励して「私達は弾かなきゃダメな人種」と言い切り、自分の伴走者に任命する。

椿の思い

かをりが公生をヴァイオリンの伴走者にしたいと聞いて、応援する椿。11歳のとき、ステージで弾けないままピアノをやめた公生の時間がそのまま止まってしまったことを椿は何とかしたいと考えていた。

椿から話を聞いたかをりは半ば強引に公生に伴走者になることを承諾させ、ふたりはぶっつけ本番でコンクールへ出場する。


■登場人物の紹介

・有馬 公生(ありま こうせい):14歳。数々のコンクールを総なめにする神童と呼ばれる天才ピアニストだったが、11歳のときの母の死によるトラウマで、演奏中にピアノの音が聴こえなくなる。ピアニストになる夢をあきらめていたが、ヴァイオリニストの宮園かをりの演奏を聴いて灰色の世界から抜け出し、再びピアノに挑戦する。

・宮園 かをり:個性的な演奏をするヴァイオリニスト。聴衆の心をつかむ演奏をするが、譜面通りの演奏はできないためコンクールでは評価されない。暴力的なところがあり、明るく元気な性格だが、時折体調の悪さを見せる。

・澤部 椿:公生の幼なじみで家が隣。公生曰く「世話の焼けるアネキ」な存在。ソフトボール部に入っている。ピアノに挫折した公生を気にかけ、もう一度頑張ってほしいと願っている。

・渡 亮太:公生の幼なじみでサッカー部の部長。軽薄なところがあり、女の子からモテる。かをりの本当の気持ちに気づいていた。

■結末

かをりのおかげで「カラフルな世界」へ戻り、ピアニストへの道を歩む公生。病気の悪化によりかをりは入退院を繰り返して余命わずかだったかをりは「最後の手紙」を託す。

■コメント

ピアニストの母親の厳しい指導で機械的に正確無比な演奏を叩きこまれた公生が、かをりの楽しく演奏するスタイルに引きこまれ、挫折から立ち直っていく姿に魅せられます。同時に、彼女への思いを自覚しながら、音楽に恋にと世界がモノトーンからカラフルに色づく公生。

幼い頃からの恋をひた隠しにしてきた、かをりの切ない思いのすべてが「最後の手紙」にこめられており何度読んでも泣けます。

■作品への評価

ヴァイオリニストとして、女の子としてありったけの想いをぶつけて生きた宮園かをりがついた、「優しい嘘」。二度とピアノが弾けないと思っていた公生は、かをりの人生をかけた想いによってピアニストとしての人生を再生させます。ラストでは涙なしでは読めない感動作です。

 

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